プロジェクト

DEPT. OF RADIOLOGICAL SCIENCES

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文部科学省 先端研究基盤共用促進事業・研究用MRI共有プラットフォーム

全国に点在する研究用MRI設備を高度なデジタル化により集約し、現実空間と仮想空間を統合することで、複数の大学・施設により構成される「研究用MRI共有プラットフォーム」を形成します。本学はその実施機関の一つであり、人間健康科学研究科 放射線科学域の畑 純一准教授が代表を務めます。

日本学術振興会・研究拠点形成事業(アジア・アフリカ型:日本、インド、ベトナム、タイ、バーレーン)放射線被ばくに対する健康管理に資するアジア・アフリカ環境放射線研究ネットワーク

日本学術振興会・二国間交流事業(スロベニア)質量分析法を駆使した放射性ストロンチウム分析法の開発:福島県帰還困難区域への応用

原子力災害発生時、ヒトの放射線被ばく線量を正確に評価するためには環境試料中に含まれる放射性ストロンチウム(Sr-90およびSr-89)および放射性セシウム(Cs-134およびCs-137)の放射能を正確に計測する必要があります。本研究では、先端分析技術の一つである質量分析法を駆使して、少量の試料で24時間以内に高精度に放射性Srを測定することを可能とする新たな分析技術の確立を図ることを目的としています。これにより、従来では困難であった物理的半減期の短いSr-89(51日)の正確な分析および大量の環境試料を迅速に分析することが可能となり、原子力災害後の環境中の放射性Srのデータをより多く蓄積し、特に、福島県内の住民の被ばく線量の的確な評価を可能とします。

日本学術振興会・二国間交流事業(インド)原子力災害対策に資する高精度迅速ウラン同位体比分析技術の開発

福島第一原子力発電所事故の発生により、核燃料物質や使用済み核燃料を保有する世界中の原子力関連施設(原子炉、再処理施設)において、ウランに対する迅速で高精度なモニタリング技術の必要性が高まっています。本研究では、先端分析技術であるMC-ICP-MSを駆使して、従来法(α線スペクトロメトリー)と比較した当該提案技術の精度と効率性を明確にして、高精度迅速ウラン同位体比の計測技術を確立することを目的としています。これにより、福島第一原子力発電所事故由来のウラン拡散量とそれによる環境影響を正確に分析できるようになります。

 

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FACULTY OF HEALTH SCIENCES · TMU